複数のコンピュータで BarTender 2019 (およびそれ以降) を適切にライセンス認証する方法
概要
BarTender 2019 以降のすべてのエディションでは、対象となるすべてのコンピュータで設定されているプリンタの数がライセンスで指定されている数を超えていない場合、1 つのライセンスを使用して複数のコンピュータで BarTender のライセンス認証を行うことができます。しかし、追加のコンピュータでの BarTender のライセンス認証のプロセスは 1 代目のコンピュータでのプロセスと異なります。
製品キーコード (PKC) を入力して 2 代目のコンピュータのライセンス認証を行おうとすると、PKC は既に使用されていて、別のコンピュータのライセンス認証を解除する必要があることを示すメッセージがライセンス認証ウィザードに表示されます。
この記事では、2 代目のコンピュータのライセンス認証プロセスについて説明します。
環境
BarTender 2019 以降のバージョン、
すべてのエディション
情報
この手順のいくつかのステップでは、BarTender がインストールされていてライセンス認証されているコンピュータへの管理者アクセスが必要です。ローカル管理者としてログオンできない場合、手順を完了するために IT チームの支援が必要になることがあります。
ライセンス認証で製品キーコードを入力したコンピュータがライセンスホスト (License Server) になります。ライセンス共有が有効な場合、他のコンピュータで使用するために、このコンピュータはネットワークを介してライセンス情報をブロードキャストします。最初のコンピュータでライセンス認証を行った後、他のコンピュータ (クライアント) は、ここにライセンス認証を行うのではなく、ネットワーク上のライセンスを検索することによってライセンスにアクセスします。
以下に示すプロセスは、新規の BarTender ライセンスの認証から開始します。ライセンスが既に使用されていて、追加のコンピュータで BarTender のライセンス認証を行う場合は手順 3 に進んでください。
ホストコンピュータでのライセンスのセットアップ
- 他のコンピュータから安定してアクセスできるコンピュータを選択します。エンタープライズ環境では、これは独立したサーバーになる傾向があります。小規模オフィスの場合、営業時間中に稼働しているコンピュータを使用できます。一方で、頻繁に社外の持ち出され、社内ネットワークとの接続が解除されることがあるラップトップは最適ではありません。
- ホストコンピュータに BarTender をインストールし、ライセンス認証を行います。
- Licensing Wizard が自動的に起動しない場合、Administration Console アプリを起動し、左側のリストで [ライセンシング] をクリックして [新しいライセンスを認証] を選択します。
- 製品キーコードを入力してソフトウェアのライセンス認証を行います。 ウィザードを閉じる前に、[ライセンスを共有] チェックボックスを選択して、他のユーザーがライセンスに接続できるようにします。
- ライセンスが別のコンピュータで既にライセンス認証されている場合、Administration Console でそのコンピュータのライセンス認証を解除し、ライセンスホストでライセンス認証を行います。
- これらの手順の詳細については、以下の記事を参照してください。
ライセンス共有設定の確認
ライセンスホストで BarTender が既にライセンス認証されていて、ライセンス共有が有効な場合は、手順 3 に進んでください。ライセンスが共有されているかどうかがわからない場合、または接続の問題のトラブルシューティングを行う場合は、次の手順に進みます。
- Administration Console アプリを開いて、左側のリストで [ライセンス設定] を選択します。
- コンピュータ名をクリックし、ライセンスをクリックすると、ライセンスの使用状況に関する詳細情報が表示されます。
- このリストの下部にある [ユーザーアクセス制御] をクリックしてアクセス制御ルールを表示します。
- このライセンスをネットワーク上のすべてのユーザーが使用できるようにするには、ルールを [許可] - [全員] - [すべての場所] に設定します。必要な場合、右側の鉛筆アイコンをクリックしてルールを編集します (ここでルールを設定して、特定のユーザー、グループ、または場所に制限することもできます)。
- License Server コンピュータの IP アドレス、サーバー名、およびポート番号を記録します。この情報が後の手順で必要になることがあります。
- アクセス設定が正しいことを確認し、右下にある [OK] をクリックして変更を保存し、Administration Console を閉じます。
クライアントコンピュータでの BarTender のランセンス認証
このコンピュータに BarTender をインストールします (まだインストールされていない場合)。いずれかの BarTender アプリを開くとライセンス認証ウィザードが起動します。
- 次の画面では PKC を入力せずに、[ネットワーク上のライセンスを検索] を選択して [更新] をクリックします。通常、リストには共有されているすべての BarTender ライセンスが表示されます。
- 目的のライセンスをクリックして [次へ] を選択し、ダイアログの手順に従ってライセンス認証プロセスを完了します。
- ライセンスが自動的に検出されない場合は、前のページに戻り [既存のライセンスを検索] を選択します。ライセンスホストのコンピュータ名または IP アドレスを入力し、正しいポート番号が指定されていることを確認し、[検索] をクリックします。
- ライセンスが見つかった場合、[次へ] をクリックし、ダイアログの手順に従ってライセンス認証プロセスを完了します。
- ライセンスが見つからない場合は、以下の手順を試してください。
- Administration Console アプリの [ライセンシング] パネルでライセンスホストの IP アドレスとポート番号を確認します。その後、[既存のライセンスを検索] オプションをもう一度試します。
- 手順 2 で示したライセンスホストの共有設定を再度確認します。一般的な間違いは、[ユーザーアクセス制御] (UAC) 設定がライセンスアクセスではなく、ライセンス管理に設定されていることです。正しい UAC 設定については、[ライセンス設定] パネルを参照してください ([ライセンシング] パネルで UAC 設定を誤って変更した場合、変更を元に戻してください)。
- IT チームまたはネットワーク管理者に問い合わせて、ネットワークポート 5160 (またはライセンスホストで指定されているポート) がファイアウォールなどのセキュリティソフトウェアによってブロックされていないことを確認してください。
ライセンス認証を正常に完了できない場合
その他のリソース
- どのコンピュータでライセンスがホストされているかがわからない
- 古いバージョンの BarTender のライセンス認証で問題が発生している
- インターネット接続がないコンピュータまたはインターネット接続が制限されているコンピュータで BarTender のライセンス認証を行う必要がある
- ソフトウェアが既にライセンス認証されているが、License Server にアクセスできない